小机城址まつりとは
小机城址まつりは、区内の歴史的資産である小机城の由来・歴史について広く区民に理解してもらうとともに、「スポーツ・健康・福祉」が融合した魅力ある街づくりを推進することと地域の観光振興を図ることを目的として、毎年春4月~5月に実施されています。小机城址まつりの武者行列・パレードには、区内の小学生による少年少女武者隊・小机小マーチングバンド・子供神輿・お囃子・消防音楽隊をはじめ約500人が参加しています。 また本丸の舞台では、武者出陣式・小机城址太鼓・岸根高校吹奏楽など盛りだくさんのイベントがあり、小机駅前広場では小机商店街などの模擬店や、お囃子・歌・ダンスなどのパフォーマンスが開催されます。
令和6年度「第29回小机城址まつり」
日時
令和6年4月14日(日曜日) 10時~15時
・雨天の場合は催し内容を変更する場合はあります。
・武者行列は小雨決行です。
会場
小机城址市民の森本丸広場、金剛寺、小机駅前広場
※武者行列は三会寺~小机辻
武者行列
出発時間:午前10時(小雨決行)
ルート:三会寺~小机辻
・「武者行列」は、三会寺から小机城址花火を合図にスタートし、各所にて鉄砲隊による発砲演技を行いながら金剛寺まで練り歩きます。
・途中地点の金剛寺駐車場ではブラスバンドによる歓迎演奏があります。
・最終地点の小机城址市民の森では恒例の「出陣式」を行います。
小机城址市民の森 本丸広場
開場時間:午前10時~午後12時40分 | |
スケジュール: |
10時20分~ 小机城址太鼓演奏 10時40分~ 歌「小机城を想う」(ソプラノ歌手 畑 真由美) 10時50分~ オープニングセレモニー 11時00分~ 出陣式(パレード参加武者)・撮影会 11時50分~ 岸根高校吹奏楽部演奏 12時15分~ 剣舞 12時25分~ 風魔忍者(小田原観光協会) |
金剛寺会場
開場時間:午前10時~午後1時 | |
スケジュール: | 10時30分~城郷中学校吹奏楽部演奏 |
そのほか、各町内会模擬店等が出店しています! |
小机駅前会場
開場時間:午前10時~午後3時 | |
スケジュール: |
10時00分~ 各模擬店開設 11時30分~ イベント・演芸会 14時00分~ お楽しみ抽選会 |
主催
小机城址まつり実行委員会 |
過去の小机城址まつりの様子
いざ出陣!
出陣式
鉄砲衆
三献の儀
パレード
消防音楽隊
消防団長・交通安全協会副会長
笠原越前守信為、出陣!
笠原公とお姫様
武者隊
岸根はやし連
小机城の歴史
◇小 机 年 表◇
1171〜74 | 承安年間 | 源頼朝の命で佐々木高綱が三会寺を字馬場に創建、これ以前に鳥山八幡の西に高綱の屋敷あり |
---|---|---|
1184 | 元暦元 | 宇治川の戦い、先陣争いで佐々木高綱が名をあげる |
1186 | 文治2 | この頃、将軍地蔵のお堂が出来る |
1239 | 延応元 | 2.14 執権北条泰時、佐々木泰綱に小机郷鳥山等の開発を命じる(小机地名の初出) |
1356 | 延文元 | 等海上人、三会寺を馬場から現在地へ移す |
1459 | 長禄3 | 印融、三会寺第4世賢継から伝法灌頂を受ける |
1478 | 文明10 | 2.6〜4.11 小机城、太田道灌に攻め落とされる |
1486 | 文明18 | 10月 道興准后、新羽から小机(?)を抜けて保土ヶ谷から鎌倉へ歩く、三会寺へ寄ったか? |
1516 | 永正13 | 笠原信為、雲松院を開基 |
1519 | 永正16 | 三会寺住職の印融法印が入寂 |
1523 | 大永3 | 見誉悦公、泉谷寺を開山 |
1539 | 天文8 | 本法寺、綱島に開く |
1590 | 天正18 | 小田原北条氏滅亡 |
1600 | 慶長5 | 徳川家康、三会寺の弥勒堂を建てる |
1622 | 元和8 | 泉谷寺、焼失 |
1703 | 元禄16 | 大地震と鶴見川の出水により、本法寺の本尊が流される |
1748 | 寛延元 | 金剛寺、創建(「開闢覚」には1540年(天文9)創建とあるらしい) |
1777 | 安永6 | 泉谷寺、焼失 |
1781 | 天明元 | 泉谷寺、再建 |
1809 | 文化6 | 1.28 大田南畝、小机のそうめん作りを見学、翌日『泉谷瓦礫集』を書写 |
1822 | 文政5 | 三会寺、火事 |
1828 | 文政11 | 飯田慈雲斉、小机村で寺子屋を開く |
1833 | 天保4 | 乞食松を植える |
1834〜9 | 天保5〜10 | この頃、安藤広重が泉谷寺に滞在して杉戸絵などを描く |
1836 | 天保7 | 『江戸名所図会』刊行、小机城址、雲松院、泉谷寺の挿絵を掲載 |
1841 | 天保12 | 『新編武蔵風土記稿』完成 |
1842 | 天保13 | 乞食松の脇に地蔵を祀る |
1873 | 明治6 | 本法寺の寺子屋が小机学舎となる(城郷小学校の前身) |
1876 | 明治9 | 金剛寺下に小机学校の新校舎ができる(大正9年に城郷小学校へ併合される) |
1882 | 明治15 | 釈興然、三会寺第35世住職となる |
1886 | 明治19 | 釈興然、セイロンへ渡り、1890年上座部仏教の比丘となる |
1889 | 明治22 | 市町村制により、小机村(小机・鳥山・岸根・羽沢・下菅田・三枚橋・片倉・神大寺・六角 橋の9か村合併)成立 |
1892 | 明治25 | 城郷村と改称 |
1893 | 明治26 | 釈興然、セイロンから三会寺に帰る |
1900 | 明治33 | 城郷小学校、開校 |
1907 | 明治40 | 小机に郵便局開設 |
1908 | 明治41 | 横浜鉄道株式会社線開通、小机駅開業 |
1917 | 大正6 | 横浜鉄道を国営化(横浜線) |
1927 | 昭和2 4.1 | 横浜市に合併、同年10.1神奈川区へ編入、14.4.1港北区制定 |
1928 | 昭和3 | 野口米次郎、泉谷寺の杉戸絵を発見 |
1929 | 昭和4 2.2 | 金剛寺焼失 |
1983 | 昭和58 | 小机小学校、開校 |
1998 | 平成10 | 横浜国際総合競技場(日産スタジアム)と新横浜公園がオープン |
2002 | 平成14 | FIFAワールドカップ |
2003 | 平成15 | 鶴見川多目的遊水地の運用開始、鶴見川流域センターのオープン |
【年表の制作:公益財団法人大倉精神文化研究所】
小机城址と雲松院
小机城址市民の森
港北区の南。本丸・二の丸・空堀・土塁などの中世の城郭がほぼ原型で残された小高い丘。 小さなアップダウンの多いうっそうとした雑木林や見事な竹林が、戦国の世を思い起こさせる。 うずまき状の小山のてっぺんの富士仙元からは、ぐるりとあたりを見回せて、一国のあるじの気分。
面積 | 4.6ヘクタール | ||
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散策路延長 | 1000メートル | ||
広場 | 2箇所 | ||
休憩所 | 14箇所 | ||
トイレ | 1箇所 | ||
アクセス | JR横浜線小机駅から徒歩10分 新横浜駅から東急バス市が尾行(3系統)、横浜駅西口から、市営バス中山駅行(39系統)で小机辻下車徒歩9分 |